カゲキにレンジ

hogeroh2008-04-12

電子レンジでおそばをゆでてました。

オイラは基本的に、家での調理は電子レンジです。
お湯を沸かすのも電子レンジ。

ぶっちゃけるとウチにはコンロが無いのですが
そんなタイソウな料理をすることの無いオイラは
電子レンジで不自由なく生活してきました。



・・・が!


おそばをもうちょっと、ゆでようとしましたら
突然電子レンジが停止!

どのスイッチを触っても動かなくなってしまいました!


電子レンジの時間を表示するところには
『4』の数字が出たままでストップしています。



『4』・・・・・・『死』!?
まさか!?



しかたないのでコンセントを抜いて
もう一度差し込んでみました。

すると今度は電源すら入らないのです!



えええ〜〜ッ!?


何度か抜いて差し込みましたが
電源が入りません!

ま、マジなのか〜〜!?

おそばがのびちゃう!

・・・て、そんなレベルじゃねーぞ



そう、
台所におけるほとんどの調理を
この電子レンジ1台に頼ってきたオイラです。
コーヒーを飲むのも
パンを焼くのも
すべて電子レンジ!

どうしよう・・・
オイラは電子レンジが無いと
生きていけない体になってしまってた!



考えてみればこの電子レンジ、
10年以上使っています。
壊れてしまってもしかたないのかもしれません・・・


でもそう考えると
10年以上もオイラのことを
文句も言わずに支えてくれ続けてくれた
電子レンジ・・・

なにやら今頃になって
いとしさのようなものがこみ上げてきます!



そうか・・・
きっと近い未来。
メイドロボに家事を世話してもらうようになった時代・・・
そのメイドロボが壊れてしまった時の
ショックはこんなカンジなのかも・・・


そう思いつつ
電子レンジを妄想の中で
擬人化してしまうオイラ・・・


・・・ん?
レンジ・・・・?
蓮児・・・!?


まさかウチの電子レンジは
男だったんじゃ・・・!?


いやきっとそうだヨ!
そうじゃなきゃ10年以上も
何も意識することなく生活してるワケないじゃん!!



しかしそうなると逆に
これまで何も意識してなかったレンジ君を
今までと同じように見ることなんて
できやしませんヨ!

10年以上もオイラのために
料理を作ってくれたレンジ・・・!


男が男を意識する瞬間を実感!
そうか・・・こんな気持ちなのか・・・!?


レンジ・・・
死ぬ時になってお前の大切さがわかるなんて・・・
お前が死んだら俺はどうやって生きていけばいいんだよ・・・・ッ!




・・・その後
レンジはドアをちょっと強めのイキオイで閉めたら
息を吹き返しました。


今はまた
以前のように
オイラにコーヒーをいれてくれています・・・

何事もなかったのような
コーヒーの味・・・


でもオイラの中では何かが変わってしまった・・・
そんな気がするのです・・・